よんろのごのほん/張栩



幻冬舎エデュケーション
入門後 ☆☆☆☆★

 『よんろのご』の続編となる問題集。100の問題が出題されている。

 今回も、ルールから紹介されており、『よんろのご』本体に取り組んでいなくてもできるようには配慮されている。ただ若干駆け足なので、あくまでも『よんろのご』クリア後の方がよさそうだ。

 今回は取る取られる、だけではなく「セキ」、「地合い」や「コウの取り番」といった要素を取り入れた、より囲碁らしい問題が盛り込まれている。同じセキにするにしても得な(アゲハマの多い)セキはどれか。コウをいつ仕掛けるか。狭い盤の中でもそう言った要素を考えさせる問題が並んでいて、囲碁経験者でもその出来栄えに関心するのではないか。
 ステップ6(チャレンジ問題)ともなると、4路盤の特殊性を取り入れた難し目の問題が並ぶ。囲碁では隅の特殊性ということがいわれるが、4隅が接近した4路盤はそれが増幅されて4路盤の特殊性ともいうべき独自のダメ詰まり感、石の下の世界が広がる。それなりの棋力があっても頭を悩ませそうだ。


 四路盤はあくまでもプラットフォーム。そこにどんなソフトを入れ込むかがポイントだと思われる。逆にいえばソフトによっていろいろな可能性が広がる4路盤という世界を開拓した張栩棋聖の業績は大きい。今後もこのような問題集が出されることを期待する。
 この問題集のチャレンジ問題はレベル3とされているが、張栩棋聖によるとレベル5の問題まであるらしいので、詰碁マニアも今後の展開に引き続き目が離せない。



 
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問題集
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