中京の親子鷹打碁集 羽根直樹/羽根直樹



木本書店/中山典之
有段者 ☆☆☆

 現在、羽根直樹九段の打碁集としてはもっとも本格的なもの。61局を収録。『中京の親子鷹打碁集 羽根泰正』と姉妹本。
 しかしながらなぜ収録したかがよくわからない敗局が掲載されていたり、対局の背景や心理描写に乏しく、出来としてはいまいちだとせざるをえない。個人打碁集に敗局を掲載してもいいと思うが、掲載する理由がはっきり描写されていないとなんだかよくわからない。結城聡との棋聖戦や高尾紳路との本因坊戦なと逆転のタイトル戦は局数を割いて詳しく掲載しているが、淡々の解説するのみで当時の心境などはよくわからない。

 最近はなかなか打碁集の出版できない時代である。せっかくの機会なのだから、力作を期待したいものだ。
スポンサーサイト
category
現代(打碁集)

Comment

Trackback

http://das53jp.blog38.fc2.com/tb.php/433-49d49a03