武宮正樹快局選/武宮正樹


有段者 ☆☆☆★
木本書店/中山典之


 上巻58局、下巻64局、計122局収録。武宮九段はかれまで何度も打碁集を出しているが、キャリアを考えると今回が総決算の打碁集になるかもしれない。

 5譜程度に譜分けされており、ボリューム(局数)と見易さのバランスを取るためのギリギリのラインということだろう。中山六段の筆が解説とその対局背景を、限られた紙巾にコンパクトにまとめている。手堅い構成。
 武宮自然流の魅力に迫るにはもっとよい本(解説の詳しい本)もあるが、棋士武宮正樹の全貌をつかむには第一級の打碁集であることは間違いない。ファンには一生ものの本といえそうだ。

 難点は、締めくくりが小林光一から名人を獲得した(最後のビッグタイトル)ところで終わっている点。翌年の趙治勲に敗れたシリーズや、のちに王立誠十段(当時)に挑戦したシリーズ(敗退)にも武宮流の名局はある。そこまで収録してほしかった。
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category
現代(打碁集)
genre
本・雑誌
theme
棋書書評

Comment

さる人からの指摘ですが

大木書店でなく大本書店ですね。
私も長く勘違いしていたのですが。
  • 2008⁄10⁄26(日)
  • 11:41

うむむ

本当だ。何で気がつかなかったんでしょう。「木本」ですね。
ありがとうございます。
  • 2008⁄10⁄27(月)
  • 12:34

すみません(汗)。
  • 2008⁄10⁄28(火)
  • 20:14

いえいえ

いえいえ(^^;
念のため、本を確認してよかったです。
  • 2008⁄11⁄04(火)
  • 21:52

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