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明治・大正名棋家集一・二/榊原章二など

現代囲碁大系1巻、2巻


講談社/藤井正義(1巻)、中島宏二
高段者 ☆☆☆

 1巻は、本因坊秀哉、小岸壮二、中川亀三郎(石井千治)、広瀬平次郎、岩佐、2巻は雁金準一、高部道平、野沢竹朝、井上因碩(15世)、井上因碩(16世)、稲垣兼太郎、三宅一夫。

 まず1巻だが、秀哉に関しては、日本囲碁大系の『秀哉』があるので本書が必ずしもベストの打碁集ではない。注目は小岸壮二。秀哉の愛弟子で、壮二の夭折が無ければ秀哉が世襲制の本因坊を断念することも無かったといわれている。部類の長考派で、分厚い碁を打つ。本書にも収録されている瀬越憲作戦でのサルスベリを分断する大構想は圧巻。その外では秀哉の引き立て役に甘んじた力戦派石井千治などが面白い。
 2巻に関しては何と言っても雁金準一。師秀栄が「手が見えすぎる」と評したほど読みが深かった。接近戦の強靭さはすさまじく対呉清源戦などは驚嘆を禁じえない。秀哉との対立から本格的な手合を打つ機会が少なかった悲運の棋士でもある。その外「評の評」事件で有名な気骨の棋士野沢竹朝なども注目。

 秀哉、雁金以外はマイナー棋士といってよく、ややマニアックな巻である。
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明治大正(打碁集)

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