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韓流 囲碁が驚くほど強くなる本 ~誰も言わなかった38の法則/チョウフニョン



 毎日コミュニケーションズ/
 囲碁ファン ☆☆☆☆☆

 イファング記者によるチョウフニョン九段インタビュー集。タイトルを見るとハウツーものかと思ってしまうが、「薫鉉(*)棋話」ともいうべきものである。
 *フニョンを漢字で書くとこうなる。日本では音読みされクンゲンと呼ばれることも多い。

 この本を読むと、秀行先生をして「天才」と言わしめたチョウフニョン九段の才気・見識は、単に盤上で発揮されるものではないことがわかる。裏を返せばさまざまなことに対する洞察力があるからこそ囲碁が強い、ということなのかもしれない。
 この本は雑誌に連載されたインタビューをまとめたもので、毎回毎回そのときどきの最新譜からチョウ九段が問題図を取り出して解説するという形式を取っている。自戦譜もあり、日本の棋譜もあり。妙手があれば見損じもある。テーマはそのときどきで様々だが、いずれも囲碁の繊細で微妙な部分をソリッドに切り取っており、非常に考えさせられたり、唸らされたりする。
 しかし、この本はそういった「手の解説」だけが魅力ではない。その間に語られるいろいろな雑談、脱線話に見るべきものがある。棋士の評価(李昌鎬、趙治勲、馬暁春、小林光一、小林覚、ゼイノイなどなど)、チョウ九段の人生経験(日本での修行、帰国、兵役、結婚など)、囲碁と社会の問題(ファンサービス、囲碁とこども、囲碁の効能など)、技術論(早打ちの是非、ポカについてなど)、勝負師の生活やメンタリティなど、と幅広く語られる。その言葉は、ときに過激だが非常に率直であり、説得力がある。

 囲碁に関する図・解説を理解するには有段の実力が必要だと思われるが、そこを無視して読んでも充分元は取れると思われる。非常にお薦めの一冊。
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読み物/文芸
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囲碁

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