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CIOブログ詰碁/井場悠史



上級以上 ☆☆☆☆
Kindle 橘諒 稲本章吾

 前作に続きよいシンプル詰碁を50問収録している。今回は4×4の範囲で詰碁にする、特定の手筋を主題にするなど、テーマ(縛り)に沿ったシリーズがある。

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詰碁集

囲碁水滸伝(爛柯の巻、方円の巻、橘中の巻)/藤沢秀行

  



有段者 ☆☆☆
日本棋院 広瀬保博 京野秀夫 小西泰三

1989年~1990年刊行。
 週間碁の連載をまとめたもので、序中盤を中心に「秀行の一手」を鮮やかに解説してみせる藤沢秀行九段にはよくある本。雄大な構想有り、繊細な手順有りで秀行本ファンなら楽しめるのではないか。

 秀行先生と福井正明九段、小西泰三六段、S(囲碁ライター六段)、恵子(アマ3段で美人OLの設定)、K(中年男性、初段)らの会話を通して解説を進めていくスタイル。今はあまり用いられない(現在では松浦孝仁氏がよく使っている印象)感じがするが、前田陳爾『置碁検討録』以来(これより前にも例はあるかもしれない)の伝統芸能という感じがするテイストの本。
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中盤

眠る前の小さな詰碁(1・2)/平本弥星

 

初級~高段 ☆☆☆★
日本棋院 水戸部央

 月刊『碁ワールド』誌上(+付録)で話題になった平本メソッドとよばれる練習方法の教材。平本メソッドとは詰碁をただ解くのではなく、問題図を頭に入れて、頭の中だけで解くというもの。「頭の中の碁盤」の強化により重点を置いた練習法だ。これは緑星学園の有名な練習法でもある。平本メソッドのオリジナルな点は、棋力の低いひとでもチャレンジできるように、図を極小化、簡明化したことにこそあるかもしれない。

 ただ頭の中で解くか解かないかは読者次第なので、本書は読者は普通に読んでしまえばただのシンプル詰碁集だともいえる。収録された問題の中にはそれなりに難しい問題も含まれているが、頭の中で解ける「小さな詰碁」を意識して創作されているだけあって、見やすい形をしている。平本メソッドを実践するかどうかはともかく、親しみやすい問題集になっているので、詰碁が苦手な人でも手に取ってみる価値はありそうだ。

 平本六段は毎年干支の文字詰碁を発表するなど文字詰碁でも定評がある。本書にも数字やアルファベットをモチーフにした「ちいさな詰碁」が収録されている。そちらのマニアにも必見である。

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詰碁集

置碁検討録/前田陳爾

 

 有段以上 ☆☆☆☆
 誠文堂新光社 

 月刊『囲碁』誌上の名講座にして、それを厳選してまとめられた本書は古典的名著とされる。
 上下25局ずつ、計50局を収録した2巻本や、それに10局追加して上中下3巻にまとめたバージョンがある。

 基本的に前田九段のお稽古の碁を題材に解説を加えたもの。上手はプロ(前田九段)だが、下手はアマなので棋譜に自分も打ちそうな手が登場する。プロ同士の名局は、アマからすると同じ囲碁とは思えない浮世離れしたものに感じてしまうところもあるのに対し、指導碁解説はより身近な自分の問題として棋譜研究ができるのが利点である。

 記述法に特徴があり、Yさん、Tさん、Nさん、Hさんなどのアマチュア(棋力の設定も有り)が登場し前田九段との会話を通して話を進めていく。前書きで勝本哲州がネタばらししているように、これらの登場人物はみな架空のキャラクターで、すべて前田九段の筆による創作である。多少古臭くはあるが、前田九段と盤を挟んで解説を受けているような気分になれるのがこの本の魅力である。
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置碁

すべての囲碁ファンにささげる究極の上達法/田村竜騎兵編



囲碁ファン ☆☆☆☆
マイナビ 田村竜騎兵

 これはすでに『すべての囲碁ファンにささげる本』として一度復刊されており、内容はそちらを参照のこと。今回は活字が大きく見やすくなり、値段もバージョンアップした。
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読み物/文芸

定石のマル秘ノート/蘇耀国



有段以上 ☆☆☆☆
マイナビ 朴道純

 定石の評価の変化や新たな手法など、定石進化・変化をわかりやすく解説してある好著。
 アマレベルではまだ定石と認知されていてもプロはすでに打たなくなった変化というのは結構多い。また一時期流行してよく目にした型が、いつの間にか消えていることもある。そういう細かい定石評価やそれに基づく打法の変化をフォローしてある。解説は簡明を期した感じで、その分突っ込みは浅い感じもするが必要最低限はしっかり説明されている。
 解説は平明なので有段以上なら充分理解できると思うが、流行の最先端に興味があり、その研究が必要になるというと、高段者向けかもしれない。

 この書籍の情報もすぐに古くなってしまう運命なので、この種の本は定期的に刊行されるのが望ましい。
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定石

どんどん解く辺の死活150/日本囲碁連盟



上級以上 ☆☆☆★
自由国民社

 標準的な基本詰碁集。使いつぶすタイプの本。
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詰碁集

爽快!勝ち筋さがし/大橋拓文



中級~高段 ☆☆☆☆★
マイナビ 高木秀和

 これは分類に困った。
 詰碁作家として有名な大橋拓文六段が創作した問題集。構成は慶応OBの強豪高木さん。構成となっているが、事実上の共著者で、問題図の右下にS.Tとあるものは高木さんの創作した問題。

 これは画期的な問題集といえる。

 『置き去りの傷を探せ』という画期的な問題集がある。これは9路盤の実戦形の局面の中に二つの手筋が隠れているというもの。洗練された問題図だと気が付けても、ごちゃごちゃした実戦形だと手筋を見逃してしまうということはよくある。そこに着目した出題形式を考え出したという点で画期的だった。この「置き去りの傷を探せ」問題は囲碁未来などでも出題形式として定着している。
 
 今回の『勝ち筋さがし!』はそれを進化(深化)させた、超画期的問題集だ。
 実戦形に手筋が2つ隠れているのは同じ。しかしそれだけではなく、全局のヨセ問題にもなっているのだ!見つけた二つの手段を軸に、勝ちにたどり着く一つの道筋―勝ち筋―をたどるスリリングな世界が待っている。

 難易度は手筋発見だけなら級位者から十分楽しめる。勝ちを読み切るとなると、後半はかなりの難問になるので高段でも頭を悩ますだろう。ひとつの図面で棋力に合わせた楽しみができるというのは囲碁の魅力そのものといえ、すばらしいの一言。幅広い棋力の人に、長い期間楽しみを与えてくれる問題集になるだろう。

 こういう出題形式が定着し、様々な作家が創作するようになることを希望する。
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手筋

やさしい戦術一問一答/坂田栄男


 上級以上 ☆☆
 日本棋院 渡辺一弘 

 ゴ・スーパーブックス48。昭和50年刊。

 新聞紙上に連載した囲碁講座をまとめたもの。プロの碁ばかりでなくお稽古やアマの棋譜などからアマチュアがよく間違うような基本的テーマをすくいあげて解説している。囲碁のいろはともいべき基本をコンパクトにまとめてある(6ページ程度)ので気楽に読める。
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Q&A

NEW別冊囲碁クラブ15 勝負 アマ・プロ熱戦譜/坂田栄男

高段者 ☆☆☆☆
日本棋院

 トップアマとトッププロの対戦をまとめたアンソロジー。アマ側で登場するのは平田博則、菊池康郎、村上文祥、原田実、西村修、今村文明、中園清三、小森祥嗣、金沢盛栄、金沢東栄、高野英樹、坂井秀至と早々たるメンバー。(最後の二人はその後プロ転向)手合いは先から3子まで様々である。
 選局もすばらしく、西村修が5線に1間ジマリ(ヒラキ)を見せた碁や、原田実が手どころで絶妙手を繰り出してプロに腺で勝った碁など、いずれも熱戦好局が目白押し。


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昭和(打碁集)

龍淵 古力李世石 二十八番激戦哨戒/古力

クリップボード01

高段者 ☆☆☆☆★
中国文連出版社 張大勇
 
 2012年6月刊
 世界戦での好敵手としてしられる二人の対戦を網羅した打碁集。28局を400ページを超えるボリュームで解説してあり、大変並べ応えがある。じっくり検討しながら並べたいひとにお奨めの構成となっている。二人の碁はすさまじい激戦や深刻な読み合いに終始することが多く、解説も難解な図が多い。
 この本の出版後、例の十番碁が企画されたので二人の対戦は40を超えている。
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中韓(打碁集)

NEW別冊囲碁クラブ13 アマの悪手・ワースト10/影山利郎

中級以上 ☆☆☆
日本棋院

 典型的な「星目手」ともいうべき大悪手、大俗手の矯正講座。もともと雑誌の講座で代表票だったものをまとめた。
 身につけばありえない、目が行かない、考えたくもないという悪手・俗手を初級のころは平気で打ってしまうもの。それが中級、上級にあがるまでに減るか、減らずに癖になるかが後々の棋力の伸びに大きな影響を与える。実はこの問題は、書籍というよりも、囲碁を覚えた環境(よい指導者やよい先輩に恵まれるか)が大きいような気がするが、本書をそれを補う有意義な内容である。
 その手の俗たる理由だけでなく、そういう手を打ちたくなる心理面まで気を配って解説をしているのは、アマチュア指導に定評のあった筆者ならではである。
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講座

真剣置碁道場/小山靖男



 有段者 ☆☆★
 山海堂 

 小山九段が実際にアマチュアと対局した置碁の解説本。7子から3子まで16局を収録している。この手の本のよさは、作り物でない生きた碁の中で、置碁の要諦を学べるところだろう。解説も標準的で置碁教本としてはしっかりとした内容。
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置碁

NEW別冊囲碁クラブ12 石田芳夫のプロプロ置碁/石田芳夫

有段者 ☆☆☆☆
日本棋院 

 プロプロ置碁ものとしては傑作の類。
 ハンデ戦である置碁を、あえて(ほぼ)互角のプロ同士で行うプロプロ置碁は、並べてみないとわからない魅力がある。アマは置いたときは上手を恐れて震えまくり、置かせたときは相手の弱いことをいいことに無理手を連発することが多い。しかしプロプロ置碁を勉強すると、置いた立場、置かせた立場双方で理にかなった打ち筋があり、結局碁のいうのは状況に合わせて適切な手を打てたほうが勝つのだと、常識的なことを改めて納得する。こういう気づきは上達にとって大切なものではないかと思う。

 本書では石田九段が置かせた立場で7局(3子から9子)、置いた立場で6局(4子から9子)の13局を収録している。置いた立場ではがっちり勝ち、置かせた立場ではいやらしい打ち回しで巧みに差を詰、石田芳夫強しと思わせる。
 解説の量はまちまちで、9子局など比較的ワンサイドゲームになるのが仕方ない局は少ない譜分けになっている。双方の工夫が見事な好局は丁寧に解説されており、メリハリが利いた構成。
 途中で置碁の推薦書などのコラムが充実しており、それらの多くは方円書庫でもとりあげているものである。
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置碁

初心者の錯覚/曲励起

 級位者 ☆☆★
 日本棋院 伊藤敬一 秋本悦士 

 ゴ・スーパーブックス5。昭和44年刊。
 初級者が犯しがちな悪手を矯正する手筋教本。初心者に損な俗手が多いのは、それがよかれと思って打つからこそ。その錯覚の蒙を啓こうという試みである。手筋全般を扱いテーマは多彩、解説は平易。
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手筋

ハメ手入門/前田陳爾

 有段者 ☆☆☆
 日本棋院 諸井憲二 

 ゴ・スーパーブックス3。昭和44年刊。
 前書きにもあるとおり、ハメ手定石は表裏一体で、その証拠に定石を知らない相手には返ってハメ手がかかり難かったりする。本書はよくあるカタログ的ハメ手本(引っ掛け筋とハマリの例、そして対策をセットで解説する)よりも、より定石読本という要素が強い。ハメ手だけではなく定石後の手段や置碁の紛れのテクニックも含んだ手段を丁寧に解説されていて、ハメ手というよりも定石そのものに詳しくなれる本である。
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定石

朝日アマ十傑戦/田村竜騎兵編



有段者 ☆☆☆★
大泉書店 田村竜騎兵

 第1回から13回までのアマ十傑戦の熱戦譜をまとめたもの。朝日新聞に掲載された新聞観戦記をもとにしているので竜騎兵以外のライターのものもある。各回決勝戦を含む3局が収められている。アマの碁といえどレベルが高く並べ応えがある。アマ碁界の歴史資料としても大変貴重である。
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昭和(打碁集)
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