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盤上に夢と元気を~宇宙流が到達した囲碁観/武宮正樹



河出書房新社
☆☆☆★

 武宮正樹九段が自身の囲碁哲学を語った一冊。
 自身の宇宙流の根本にあるものから、現在の囲碁界の状況、他の棋士論など武宮九段の持論が幅広く語られている。巻末には各年代での代表局(8局)を取り上げ、自身の囲碁の変遷にも触れている。

 色々なことが論じられているが、自分の感性に従って自然に生きること(打つこと)が大切だという考え方が重要なポイントとなる。

・実利と厚みの両方を手に入れるのは不可能で、どちらかを取ればどちらかを失うもの。だから実利が多すぎることは石の弱さを抱えているはずで、そう言った状態は「自然」と避けたくなる。(だからほかの棋士よりも実利を取らない)
・物事が変化していくのは節理なのだから、変化することを恐れないのが「自然」。

 こうした指摘はとても考えさせられるものがある。

 自分の感性に従って生きていればハッピーになれる的な、結論が短絡的で楽天的なのもいつもの通りだが。武宮九段の中にはもっと深刻な葛藤などがありそうな気がするのだが、そこはあまり語らない人である。
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