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一〇〇万人の詰碁3 呉清源/王立誠



講談社 勝本哲州
有段者 ☆☆☆★

 シリーズ第3巻は呉清源。

 構成は他の巻と同じで詳解の問題が110問、それ以外に即問即答と称して問題図と解答図だけの32問があり合計142問収録している。

 呉清源詰碁は必ずしもオリジナルなものばかりではないが、洗練された形で鮮やかに手筋を表現したものが多く、基本的で古典的な良問が多い。

 この本に収録されているもののうち30数問は『寿石不老』『自強不息』に収録されている。また問題数は確認していないが『呉清源詰碁道場』の問題も含まれている。ということで相当なマニアでない限り無理して購入することもない一冊である。

 また私が確認した版では作品138は誤植で、石が一つ足りないと思われる。
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詰碁集

一〇〇万人の詰碁2 橋本宇太郎/東野弘昭



講談社 志智嘉九郎
有段者 ☆☆☆★

 シリーズ第2巻。
 構成などは第1巻の『前田陳爾』と共通している。即ち、110問の詳解と32問の即問即答の計142問収録で、詳解問題に関しては図が豊富だが構成にやや難(出題と解答が見開きに同居することも)がある。多作な作家だけに他の詰碁集とのかぶりのチェックはあまり進んでおらず、何とも言えない。

 前書きで触れられているが、橋本宇太郎の詰碁集は解答がシンプル(解答図だけ)ということが多く、このような構成で橋本作品を解くのは少し新鮮な気分になる。存分に解説するスペースがあるせいか、橋本宇太郎の詰碁集としてはやや難しめかもしれない。(凝った問題が散見される)
 解説の特徴といえば、詰上がりの形や途中の形を独立した図にして示している場合があること。面白い工夫と思う半面、スペースが余っただけかなとも感じる。
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詰碁集

一〇〇万人の詰碁1 前田陳爾/大枝雄介



講談社/中島宏二 (解説恩田烈彦)
有段者 ☆☆☆★

 詰碁3巻シリーズの第1巻は「詰碁の神様」前田陳爾九段を取りあげている。

 収録された作品は146問。詳細に解説されているのは112問で、残り36問は問題図と解答があわせて8ページにまとめられている小品群。

 『詰碁の神様(1・2)』(全210問)とのかぶりは40数問で、いずれも前田詰碁の傑作と呼ばれるものは網羅しているといえるだろう。完全に同形ではないが同じ題意の問題もいくつかある。
 解説は図が多く丁寧だが、問題図と解説のページが見開きで同居することもある構成なので実際に取り組む問題集としてはやや不適かもしれない。また余詰めがある問題は解説でそれを指摘しているが、そもそもそのような問題を選ぶのはどうかとも思う。

 もはやあまり手に入らない1冊かもしれないが、前田詰碁選集としてはよくまとまっているという評価である。
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詰碁集

詰碁の神様 前田陳爾傑作集/村上明編

 

平凡社 村上明
初段以上 ☆☆☆☆

 2巻構成で詰碁が主要なコンテンツなので詰碁集に分類したが、詰碁に限らず前田陳爾九段の著作や打ち碁の傑作を集めたアンソロジーである。詰碁以外は名局(2局)、随筆、名講座の置碁検討録など。村上明さんの構成だけに、平易で読みやすい。

 詰碁に関しては1巻に100問、下巻に110問が収録されており、有名な前田詰碁はほぼ網羅されている印象だ。返書の言にもあるが、簡潔で筋の鮮やかな前田詰碁は古典詰碁ともいう趣があある。前田詰碁を知る上ではまとまった資料の一つとなるだろう。
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詰碁集
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