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現代囲碁大系22・23 坂田栄男(上・下)/坂田栄男



講談社/諸井憲二
有段者 ☆☆☆★ 

 現代囲碁大系22、23卷
 内容は充実しているがタイトル王坂田のキャリアは上下巻50局では収まりきらない観がある。何せ獲得したタイトルが64(この打碁集作成時で60を超えている)もあるのだから。3巻構成にしてもよかったのではないかと思うくらい。他の現代囲碁大系の編集方針と同じく、修業時代の棋譜から晩年の棋譜までカバーしているが、そのことで全盛期の名局が収まりきらなくなったのは惜しい。中押しの碁も多く、解説は手所を中心に充分に紙巾を割いてなされている。

 
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昭和(打碁集)

囲棋天地 22(2011)

Fujisan.co.jpで購読

◎棋譜関係

第8回倡棋杯決勝3番勝負第2局 古力VS劉星
第1回陳毅杯(アマ棋戦) 王琛VS胡清
第24期名人戦5番勝負第2局 江維傑VS孔傑
第9回建橋杯3番勝負第1局 張旋VS曹又尹
第16回三星杯準決勝3番勝負第1局、第2局 陳耀VS元晟湊
第36期名人戦(日本)7番勝負第6局 井山裕太VS山下敬吾
第1回世界ペア囲碁名人戦決勝 新海洋子・武宮正樹VS金孝貞・曹薫鉉

◎連載など

 第一感教室35
 坂田妙手録24
 我的嘗試(尹航)
 詰棋新作⑮(孫志剛)
 実戦常形⑰
 計算と評価29

 感想は続きで。
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雑誌時評

実力五段囲碁読本 悪力対策/囲碁編集部



誠文堂新光社/相場一宏
有段者 ☆☆☆★

 非常に面白いコンセプトの一冊である。

 テーマとしているのは力で解決するしかない極限の接近戦。接近戦のみに終始し、力のみにことの解決を頼るのを「悪力」ということになるのであろうか。悪力には対局観などがないというマイナス面がある一方、接近戦は碁のもっとも根本をなすものであるので悪力は碁の地力に通じる面もあり侮れない。悪力を克服することなくして真の上達はない。

 悪力的な力戦定石の解説や、乱闘の名局紹介が主な内容。全編を通してややこしい図が続く。悪力を簡単に退治する方法が書かれていると期待する人には残念かもしれないが、悪力を粉砕するにはよく読み、手順手筋を尽くすことであるとしかいえないような内容である。結局戦いからは逃げられないというのが結論なのかもしれない。
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講座

13路盤で最速上達/吉原由香里 王唯任 万波佳奈



NHK出版/
入門 ☆☆☆☆

 入門書というよりも入門その後に力点を置いた内容となっている。

 序章と第1章では6路盤・9路盤を使って囲碁のルールを紹介している。
 第2章以降は、13路盤を使って、「布石」「戦い」「ヨセ」について解説する。囲碁は序盤・中盤・終盤と多様な表情を見せてくれるゲームであり、そこが面白くもあり難しくもある。囲碁というゲームのおおよその全体像をつかめるかが入門者にとって課題で、その部分を13路盤を使って説明するというアイデアには大賛成である。簡単に書いてあるが、大切なことがしっかりおさえられている。

 19路に進んだがなかなかうまくいかない人も、本書で基礎をみなおしてみるとよいだろう。
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入門

ノータイム詰碁360/月刊碁学編



毎日コミュニケーションズ/月刊碁学
上級以上 ☆☆☆☆★

 基礎詰碁、シンプル詰碁をたっぷり収録し、質量ともに兼ね備えた詰碁集。コストパフォーマンスも申し分ない。まず買って損のない一冊。
 第3章は「手のない問題」を混ぜ込み、問題であることがヒントになってしまう(絶対に答えがあるという前提)弊害を軽減する工夫をしてあるのも面白い。高段者でもタイムトライアルで取り組めばなかなか楽しめそうだ。
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詰碁集

月刊囲碁12月号(2011)



◎棋譜関係
ワールドケンカップ プロアマトーナメント 首藤瞬七段(先番)VS山田拓自八段
今月の特選譜 張栩VS王銘エン、井山裕太VS古力、奥田あやVS鈴木歩、平岡聡VS中園清三、金成進アマVS井山裕太、金沢真VS高尾紳路、古力VS孔傑、金志錫VS韓雄奎 
名人名局選(福井正明) 秀策の新譜3 安田秀策VS本因坊秀和
勝負師・坂田栄男(佐々木正) 坂田栄男(先番)VS石田芳夫
院生コーナー 許家元VS姚騰、上野愛咲美VS辻萌夏
名局細解(付録) 高尾紳路(先番・自戦解説)VS依田紀基(第36期棋聖戦Bリーグ)

◎講座関係

呉清源 新布石構想
高尾紳路 秀行実戦この一手
坂井秀至 今月のちょっと気になる定石
小林覚 眼からウロコ ザ・手筋
石田芳夫 勝敗はヨセで決まる
大竹英雄 アマの碁 手直し道場
大矢浩一 プロ・アマ置碁問答
高成謙 月替わり講座 反発か我慢か
詰碁ダイハードⅠ(工藤範夫)、Ⅱ(林漢傑)、Ⅲ(石榑郁郎

 感想は続きで。
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雑誌時評

必勝の石の運び(上・下)/徐奉洙



東京創元社/洪 敏和訳
上級以上 ☆☆☆☆

 非常によい手筋本である。
 実戦に頻出する定石や定型の中から、基本的な筋・形を問題形式で紹介している。広範な手筋が紹介されていることと、実戦型に取材しているので実践的である。『活碁新評』を彷彿とさせるところがあるし、実際に同じ手筋が紹介されていたりもする。
 繰り返し取り組むことをおすすめする1冊である。
category
手筋

囲棋天地 21(2011)

Fujisan.co.jpで購読

◎棋譜関係

第16回三星杯8強戦 古力VS金志錫
第13回農心杯 周睿羊VS高尾紳路 
       安国絃VS周睿羊
       安国絃VS坂井秀至
       檀嘯VS安国絃

第2回穹窿山兵聖杯決勝 朴恩VS唐奕

第7回棋王戦 檀嘯VS王雷

第18回日本桐山杯 井山裕太VS山下敬吾

第2回国学杯(アマ棋戦) 王琛7段奪冠回顧

◎連載など

 計算と感覚68
 坂田妙手録23
 我的嘗試(尹航)
 名家名手(古力編)⑨
 実戦常形⑯
 計算と評価28

 感想は続きで。
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雑誌時評