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囲棋天地 08(2011)

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◎棋譜関係

 第10回招南銀行杯 常昊VS丁偉
 第49期日本十段戦 井山裕太VS張栩
 第3回龍星戦 張立VS古力
 第6回韓国十段戦 李映九VS李世石
 第24回中国名人戦 古霊益VS邱峻
 第3回BCカード杯 周睿羊VS朴延桓
 第18回新人王戦 范延VS毛睿龍
 第5回女子新人王戦 李小渓VS李赫
 正官庄杯 ゼイ廼偉奮戦記

◎連載など

 第1感教室28
 坂田妙手録⑩
 詰棋新作⑥(孫志剛)
 我的嘗試(尹航)
 実戦常形③
 計算と評価⑮
 古代棋風的変遷・清代下(安永一)

 巻頭3局はいずれも大石の死活が問題になったもの。日本の中では井山張栩戦が特別激しく目えるが、世界の碁は激しい。むしろそれが普通といった感がある。李世石VS李映九の十段戦はテレビ放送されている早碁だが、ニコニコ動画で見られる。これだけ激しい碁を短い持ち時間で打ち切るのは驚きである。(こちら

 
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雑誌時評

有段者への近道2 あなたは石を捨てられるか/日本棋院



日本棋院/安武徳人
上級以上 ☆☆☆☆

 昭和48年刊岩本薫著「ゴ・スーパーブックス『捨て石の魔術』」の復刊。
 手筋本の名著と言ってよく、基本的良問を揃え、丁寧に解説してある。有段者レベルだが、解説が丁寧なので上級者も盤に石を並べながらじっくり読めば、手筋の鮮やかさを味わうことができると思う。
 問題文に故事や諺など小話を挟むのは最近は見られなくなった手法であるが、昔の碁の本には多い。
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手筋

囲棋天地 07(2011)

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◎棋譜関係
 第1回招南地産杯 孔傑vs許映皓
 第35期棋聖戦 張栩vs井山裕太
 第6期韓国十段戦 李世石vs全瑛圭

 第1回招南地産杯 朴永訓vs劉星
 第8回西南王戦 古霊益vs党毅飛
 第3回中国発星戦 馬暁春vs彭立尭


◎連載など

 計算と感覚61
 坂田妙手録⑨
 詰棋新作⑤(孫志剛)
 我的嘗試(尹航)
 名家妙手④ 古力編
 実戦常形②
 計算と評価14
 古代棋風的変遷・清代上(安永一)

 今月は冒頭の3局が「中日韓三大烈局精解」として特に詳しく解説されている。棋聖戦(張栩井山)はいわずもがなだが、残りの2局も凄まじい碁である。日本のファンは今期の棋聖戦の苛烈さに度肝を抜かれたという感があるかもしれない。確かに激しい戦いの連続は瞠目させるものであったが、これだ世界標準なのだともえいる。
 
   
 
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雑誌時評

月刊囲碁5月号(2011)




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◎棋譜関係
ワールドケンカップ プロアマトーナメント 山田拓自七段(先番)VS鮫島一郎
今月の特選譜 趙治勲VS羽根直樹、黄翊祖VS小林覚、万波奈穂VS鈴木歩、阿佐巧VS平田博則、張栩VS羽根直樹、結城聡VS高尾紳路、白宝祥VS王祥雲、周睿羊VS崔哲瀚
名人名局選(福井正明) 秀栄の1 小林鉄次郎(先先先先番)VS林秀栄
勝負師・坂田栄男(佐々木正) 本因坊栄寿(先番)VS大平修三九段
院生コーナー 荒川翔太郎VS野口航一、辻萌夏VS栗田佳樹
名局細解(付録) 陸鎮碩(先番)VS高尾紳路(自戦解説)(第12回農心杯)

◎講座関係

呉清源 新布石構想
高尾紳路 秀行実戦この一手
坂井秀至 今月のちょっと気になる定石
小林覚 眼からウロコ ザ・手筋
石田芳夫 勝敗はヨセで決まる
大竹英雄 アマの碁 手直し道場
大矢浩一 プロ・アマ置碁問答
高成謙 月替わり講座 セキとナカデの判別Ⅳ
詰碁ダイハードⅠ(工藤範夫)、Ⅱ(林漢傑)、Ⅲ(石榑郁郎)

 今月のケンカップの解説は依田紀基九段である。依田九段の解説は明解で非常に勉強になる。昔『棋道』に『大竹英雄の「私はこう見る」』という連載(打碁解説)があり大変面白かったが、依田九段にもそういう連載を持ってもらいたい。

 呉清源の布石講評の題材はちょっと前の世界戦決勝(周俊勲vs胡耀宇)である。
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雑誌時評

囲碁 中国四千年の知恵/中野謙二



創土社
☆☆☆☆

 中国駐在経験のある新聞記者であった著者が、中国の文献をもとに古代の起源から現代までの歴史を総覧している。囲碁の発祥や、普及、磐石ルールの変遷、文化的な側面などを、豊富な引用をもとに紹介しており非常に面白い。著者と囲碁仲間(ジャーナリストが多い)が定期的に行う碁会での発表会(対話)という形式を取って、読みやすく工夫してある。
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読み物/文芸

珠玉の7大講座/高尾紳路など




日本棋院/
有段者 ☆☆☆

 日本棋院の『囲碁ワールド』誌上に連載された読み切り講座をまとめたもの。

第1章 タイトルホルダーが愛用する最新布石 高尾紳路
第2章 未知の領域手抜き定石 片岡聡
第3章 簡明を目指す大ゲイマガカリ 河野臨
第4章 コスミツケ付き星に三々対処法 石田芳夫
第5章 二間ビラキ攻防の美学 大竹英雄
第6章 コウは怖くない 結城聡
第7章 張栩直伝コウはこうして戦う 張栩

 全体的に内容は悪くなく、興味深いテーマをコンパクトにまとめている。ただいろいろなテーマのものが入っているのでまとまりを欠く感は否めない。雑誌は広くいろいろなものを扱うことに価値があるだろが、単行本は明確な編集テーマがあったほよいと思う。雑誌の講座としてよくまとまっていても、単行本の講座としては突っ込み不足になりかねない。そういう意味で本書は単行本だが、雑誌感覚で読む本である。

 本書で秀逸と思うのは6、7章のコウ講座だ。結城九段の講座はコウの価値計算をコンパクトにまとめている。張栩九段の講座は、自身の実戦譜からコウの戦い方を解説していて面白い。ただしこの内容を増補する形で『張栩の実戦に学ぶ コウの考え方』が出版されているので、本格的に「コウの張栩」の妙技を知りたければそちらがお薦めである。
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講座

現代囲碁大系24 杉内雅男/杉内雅男



講談社/小堀啓爾
有段者 ☆☆☆☆ 

 現代囲碁大系第24巻。「神様」杉内雅男九段の代表作30局を収める。
 戦後の囲碁界を代表する名棋士であるが、本因坊9連覇の高川やタイトル王坂田の陰に隠れたひとりであるといえる。タイトル獲得は早碁名人戦(十段戦の前身)などわずかであった。
 似たような境遇の棋士には「石心」梶原武雄や「変幻」山部俊郎がいるが、決定的に違うのは梶原山部といった棋士が他に類を見ない強烈な個性を発揮したのに対して、杉内は非常にオーソドックスな棋風であり、あくの強さや癖が少ない。「神様」というニックネームは半ば敬意で半ばは揶揄が混じったものだというが、戦後の杉内の囲碁に打ち込む姿勢は鬼気迫るものがあり、その強烈さはけして他に劣るものではない。しかし磨けば磨くほど、練れば練るほど、余分なものが削ぎ落ちて洗練していくのがこの人の個性であったようだ。本人いわく「読みが身上の戦いの碁」であるが、石立てからヨセまであらゆる分野に神経が生き届いているという印象がする碁である。プロの中のプロといった感じであり、一言でいえば完成度の高い碁であると思う。また、本書の解説は非常に精密にして明解であり、杉内九段の研究態度やその深さを窺わせる。小堀啓爾の筆もよい。

 杉内九段の棋譜は高川、坂田といった勝者側の打碁集から調べることが多かったが、今回集中的に並べてみて印象が変わった。一見して地味だが、けして無個性などではなく、実は地味でもない。静かだが確固たる核心をもった魅力的な碁である。杉内九段の打碁集は、おそらくこの現代囲碁大系版しかないので、非常に貴重な一冊ではないだろうか。
category
昭和(打碁集)
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