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神算の世界/李昌鎬



日本棋院/
高段者 ☆☆☆☆☆

 不朽の名著といってよい。学生時代に先輩からハングル版を借りて読んで衝撃を受けたのが忘れられない一冊である。
 プロの棋譜に取材して終盤戦の「正しい」打ち方を解説している。非常に難しい大ヨセの局面で「これが最善」と言い切ることがすごい。自戦譜(対チョフニョン戦など)が中心だが、他人の棋譜(趙治勲片岡の本因坊戦など)もあるのでなおさらだ。1局に対して20図以上の参考図があげられその読みの内容にはただただ脱帽するばかり。ヨセの奥深さと、李昌鎬の読みの深さを堪能できる。

 高段者向け、と書いたが本書を実用的に使用しようと思えば高段の棋力が必要だろう。しかし本書は実用書というよりも観賞用として気軽に読むことをお薦めする。アマチュアでも李昌鎬の読みの深さの一端に触れられるのは魅力的。観賞用としては高段の実力がなくても、興味さえあれば楽しめると思われる。
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ヨセ

李昌鎬物語/孫鐘洙



棋苑図書/大島正雄
囲碁ファン ☆☆☆☆★


 「李昌鎬物語」といえば『囲碁クラブ』誌上に連載された朴治文のものが思い出されるが、本書は豊富な資料を基に書き上げられた筆者渾身の作らしい。

 李昌鎬は、11歳で入段、14歳で初タイトル、16歳で世界戦優勝とすさまじいスピードで世界の頂点に駆け上がり、韓国を世界囲碁界のトップに押し上げた天才棋士である。しかし、その「早熟の天才」としての実績に似つかわしくないような地味で堅実な棋風が特徴で、そのギャップに魅力を感じたり興味を持つ人も多いはずだ。本書でもその足跡をたどるとともに、李昌鎬の棋風・性格・個性を分析、解剖しており(やや強引な感じもするが)面白い。一人の天才によって韓国囲碁界が一気に興隆していくさまが生き生きと描かれ、韓国囲碁の現代史としても読める。
 朴治文「李昌鎬物語」や雑誌「囲碁」の記事など、豊富な資料を引用し、その時々の李昌鎬像を紹介している点も興味深い。(ただ引用部分と本文の区別がつきにくい所があるのは難点)

 ともかくもまとまった形での李昌鎬伝は(少なくとも日本では)初めてであり、意義深い一冊であろう。日本関係の記述に関しては、韓国側からの視点で日本のそれとはずいぶん違う点もあるが、それこそが読んでいて非常に面白い点でもある。重要な点に関しては編者の注などが入っており、日本版としての配慮は充分取られている。
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読み物/文芸

韓国棋院囲碁ドリル決定版シリーズ/韓国棋院



棋苑図書/
入門からレベルを合わせて ☆☆☆☆

 「囲碁入門編」が3巻、「囲碁初級編」が4巻、「囲碁中級編」が4巻、「囲碁上級編」が4巻。アマゾンへのリンクは煩わしいので、「read more」以降に。上には代表して「囲碁入門編1」だけを張っておきました。

 とにかく問題数が豊富で、難易度が徐々にしか上がってゆかないのが特徴。いちいち考える、いちいち解説する、というのではなく、どんどん解きながら自然にレベルアップしてゆかせるのが狙いだろう。つまってしまう難しい問題だと根気が続かないこともあるであろうし、初級者が自習用に使うのにはうってつけと思われる。個人的にも、自分の囲碁教室で自習用教材として利用しているが、さくさく解けるので一人で取り組んでも集中力を保ちやすいようだ。

 難点はやや高いこと。
 
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問題集
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