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曹薫鉉囲碁名局集/曹薫鉉



三一書房/村上明
有段者 ☆☆☆

 囲碁皇帝チョフニョン九段の打碁集。
 『曹薫鉉名局選集(上下)』に収められていない、日本の修行時代の棋譜が掲載されており、その点に値打ちがある。後半は『曹薫鉉名局選集(上)』とかぶっている。
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中韓(打碁集)

曹薫絃(チョ フニョン)名局選集(上下)/チョ フニョン

 

棋苑図書/大島正雄
有段者 ☆☆☆☆

 上巻出版から5年。やっと下巻が出版され、書評を書くことができた。

 囲碁皇帝チョ・フニョン九段の打碁集。上巻は第1回応氏杯で優勝し、韓国のタイトル王から一躍世界のトップに飛躍したところからスタートし、富士通杯を制覇して世界戦制覇(当時)を達成したところまで。下巻は一時の停滞から抜け出して再び世界の頂点での奮闘が見られ、弟子であり世界最強の棋士李昌鎬との名勝負を多く収める。
 同じ瀬越門の橋本宇太郎九段などにも共通することだが、豊かな才能を持った人は年齢による衰えを知らないかのような感がある。疾風のごとき華麗な打ち回しを堪能しよう。

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中韓(打碁集)

武宮正樹快局選/武宮正樹


有段者 ☆☆☆★
木本書店/中山典之


 上巻58局、下巻64局、計122局収録。武宮九段はかれまで何度も打碁集を出しているが、キャリアを考えると今回が総決算の打碁集になるかもしれない。

 5譜程度に譜分けされており、ボリューム(局数)と見易さのバランスを取るためのギリギリのラインということだろう。中山六段の筆が解説とその対局背景を、限られた紙巾にコンパクトにまとめている。手堅い構成。
 武宮自然流の魅力に迫るにはもっとよい本(解説の詳しい本)もあるが、棋士武宮正樹の全貌をつかむには第一級の打碁集であることは間違いない。ファンには一生ものの本といえそうだ。

 難点は、締めくくりが小林光一から名人を獲得した(最後のビッグタイトル)ところで終わっている点。翌年の趙治勲に敗れたシリーズや、のちに王立誠十段(当時)に挑戦したシリーズ(敗退)にも武宮流の名局はある。そこまで収録してほしかった。
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現代(打碁集)

厚みの美学(碁風を探る2)/大竹英雄



成美堂出版/
有段者 ☆☆☆☆☆

 成美堂の名シリーズ「碁風を探る」の第2巻で、大竹英雄の打碁集。
 打碁集であるが、タイトル獲得などの棋歴というよりも「碁風」にこだわって編集されているのはこのシリーズならでは。力戦一辺倒の若手時代から大竹美学の成熟まで、大竹英雄の囲碁哲学とその変遷を追っており大変興味深い。打碁集ではあるが碁風やその変遷を紹介することに重点があるので、参考図(テーマ図)なども挿入されたりしており、厚み学の講座本としても楽しめる。
 厚みの碁を目指す人にはバイブルになりうる一冊。非常にお薦めです。
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昭和(打碁集)

必殺の詰碁/石榑郁郎



成美堂出版/
有段者 ☆☆☆☆

 初段から三段向けの肩の凝らないスタイルの問題集。文庫版で手ごろである。基本問題・小品ばかりだが石榑先生らしくピリっと筋が利いている問題ばかり。

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詰碁集

山田規三生

 関西を代表するトップ選手にして現代を代表する詰碁作家。
 シンプル詰碁の完成度はとてつもなく高い。ありふれた形に鮮やかな詰め上がりを潜ませる。

著作リスト

絶対攻勢規三生の突進/山田規三生
キミオのおもろい詰碁道場/山田規三生
山田の詰碁Ⅲ 三段突破の詰碁/山田規三生
山田の詰碁Ⅱ 高速攻めの詰碁/山田規三生
山田の詰碁Ⅰ 基本の詰碁/山田規三生
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棋士・観戦記者

大竹英雄

 日本を代表する名棋士。最近は出版量が減ったものの、長く花形棋士をはっていただけに著作の両は膨大。玉石混交なのは他の木谷門の棋士たちと同じ。とはいえ名著は沢山あるのでリサーチ次第か。

著作リスト

親仙得・大仙知/大竹英雄
三段の壁を破る黒番の布石/大竹英雄
大竹英雄の攻めに強くなる12章/大竹英雄
星の定石後の決め方/大竹英雄
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棋士・観戦記者

教えてください「碁風をさぐる」シリーズ

 昔からお気に入りの一冊に、



があります。打碁集ですが、大竹英雄の碁風=個性を紹介することに重点を置いており、非常に面白い内容です。ずっと書評はアップしていなかったのですが、近々公表します。

 ところで、この本は「碁風をさぐる」というシリーズものの第2巻。ただ「碁風を探る」で検索してもなかなか引っかからない厄介な本です。学生時代に大竹英雄の巻を古書で購入して大変面白く読み、その後気がついたとき同シリーズは買うようにしました。手元にあるのは、

  

の2冊です。趙治勲が3巻、加藤正夫が4巻です。シリーズ名で検索が掛からないために第1巻が誰かとか、何巻まであるのかが不明です。(予想としては5巻かと)

 ご存知の方がいたら教えてください。 
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お知らせ

片岡聡

 旧四天王の一人片岡聡九段。ビッグタイトルは天元のみだが、現代を代表する打ち手の一人である。
 著作はあまりなかったが、近年はちらほら出版されている。棋風からも連想されるように非常に器用で、強烈な個性はないもののどんな本でも無難にまとめている印象がある。またヨセ巧者の定評があるだけにその分野に起用されることも多そう。もちろん布石であろうと定石であろうと戦いであろうと、そつなくこなせそうであるが。そういう意味においてポスト石田芳夫であろう。

著作リスト

片岡聡/片岡聡

「大ヨセ」集中講義/片岡聡
一手の大きさが分かる本/片岡聡
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棋士・観戦記者

秋山賢司(春秋子)

 朝日の名人戦の観戦記や多くの単行本で健筆を振るう名ライター。田村竜騎兵、村上明、堀田護(五番子)など多くの名ライターを輩出した早稲田出身。
 現在は大御所的存在。一人称は「僕」を使用するなどソフトなタッチの文章と「いいひと」ぽい語り口が持ち味だが、案外辛辣な批評家かもしれない。そのあたりで好き嫌いがでるかもしれない。
 当たり前のことだが、構成や記述は熟練の業で読み手の信頼を裏切ることはまずない。

〇著作リスト

怒涛の譜―加藤正夫精局集/日本棋院
古名人全集/福井正明
攻めの構図読みの力(上/下)/加藤正夫
囲碁百名局/高木祥一
幻庵因碩打碁集/福井正明


 
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棋士・観戦記者

木谷實とその時代/菊池達也



棋苑図書/
囲碁ファン ☆☆☆★

 木谷實を中心とした歴史本。
 師匠鈴木為二郎、本因坊秀哉、日本棋院の成立、呉清源、新布石、名人引退碁、鎌倉十番碁、本因坊戦、木谷道場のことなどが綴られている。平易に記述されているので木谷實と昭和前半の碁の歴史を知るには手ごろの一冊だろう。
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読み物/文芸
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