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道を拓いた三大巨星 道策・秀策・呉清源/石田芳夫



有段者 ☆☆☆★
誠文堂新光社 相場一宏

 いずれも棋聖の称号にふさわしい大棋士、本因坊道策、本因坊秀策、呉清源の3人をコンパクトにまとめた打碁集。それぞれ10局ずつ解説されており、それ以外に参考譜(総譜)も40局弱おさめられている。

 3人の棋歴や代表作をしっかりまとめてあり、解説もしっかりしているので悪い打碁集ではない。しかし、3人をまとめたために中途半端という面もあるし、コンパクトにまとめたために詳解ではない点も考慮しなければならない。3人にはそれぞれ他の打碁集もあるので大枚をはたくほどの価値はないだろう。安く買えるならおすすめ。
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古典(打碁集)

本因坊秀栄全集/蜀蓉編



有段者 ☆☆☆★
成都時代出版社

〈購入情報〉
 書虫で買えます。こちら。チャイナモールで買えば現在のレートで1400円程度。国際送料を含めても安上がりになるでしょう。

 273局を収録(645ページ)。
 日本版に比べれば非常にお手頃である。棋譜並べする分には何の支障もない。
 解説・コメントはほとんどない。
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古典(打碁集)

本因坊秀甫全集/蜀蓉編



有段者 ☆☆☆★
成都時代出版社

〈購入情報〉
 書虫で買えます。こちら。チャイナモールで買えば現在のレートで1400円程度。国際送料を含めても安上がりになるでしょう。

 316局収録(599ページ)。残念ながら1853年以降(15歳以降)の棋譜で、それ以前のものは収録されていない。従って秀和・秀策に対する置碁はほとんど収録されていない。また底本が古いらしく、手順が短いものなども見られる。
 とはいえ手ごろな値段で買える全集はありがたい。解説等はほとんどない。
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古典(打碁集)

名人・名局選 道策/福井正明



誠文堂新光社/相場一宏
有段者 ☆☆☆☆

 シリーズ7冊目。
 詳解10局と参考譜23局を収録している。
 このシリーズ全般に言えることだが、先行の打碁集・解説なども存分に引用して、充実した内容の解説で道策を並べることができる。酒井猛の『玄妙道策』よりも記述の公平性が保たれた記述になっていると思う。道策の碁は、手どころが難解で、どうしても図が煩雑になりがちであるが、それもやむを得ないところ。
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古典(打碁集)

名局鑑賞室/大平修三



日本棋院/小堀啓爾
高段者 ☆☆☆☆

 かつての名著が日本棋院アーカイブとして復活した。
 ゴ・スーパーブックスシリーズの1冊であったので、旧版は新書サイズ。サイズが大きくなった分見やすくなった。打碁集は大きめ、詰碁集は小さめのサイズがいいというのが持論。

 古典の名局を10局、詳細に解説している。なかなか歯切れのよい解説で非常に面白い。「耳赤の一局」の評価や、当世極妙碁の読み切り伝説の否定、秀和幻庵戦の持ち込みを見損じと断定するなど、なにごともきっぱり言い切っているとことに好感を持つ。大平先生は解説でも剛腕である。

 メイン10局に参考譜(総譜)10局で古碁のいいところはほぼ見られるので、古碁入門者には手軽な1冊だろう。古碁の世界ははまりだすと一生ものだけに、地獄の門かもしれない!
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古典(打碁集)