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囲碁ドリル(1~5)/日本棋院

 

  

入門~初級 ☆☆☆☆
日本棋院

 以前日本棋院から『囲碁上達ドリル』シリーズが刊行されていた(こんなの)が、品切れしたものから絶版して行き、ついになにもなくなってしまった。どうするんだろうと見ていたら、さすがに日本棋院も考えていてその後継シリーズを刊行しはじめた。第1期は5巻まで。

 手ごろな値段(少し高くなったが)、手軽なサイズなのは以前と一緒。
 問題の内容は以前のものより工夫されており、いろいろな入門書や問題集の成果が反映されて進歩していると思う。たとえば趙治勲の『はじめて打つ囲碁』(もしかしたら『おぼえたての碁』かもしれない)で出題されている白と黒の布陣の効率の良さを判定させる問題などが取り入れられている。囲碁の入門は技術を学ぶことも大事だが、囲碁というゲームのイメージとそこからくる考え方を早くつかむことも大事で、こういう工夫は大事。

 本当はもっと安いのが理想だが、プラットフォーム的基本教材として期待したい。
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問題集

布石からヨセまで/日本棋院



中級以上 ☆☆
日本棋院 加藤洋二

 文字通り布石からヨセまで多彩なテーマの問題集。121問収録。
 いろいろな分野の問題をやさしいところから扱っているのが特徴で、囲碁のルールを覚えた後に使い捨てる問題集としては手ごろかもしれない。問題集の編成の性格上、代替のきくものはいくらでもあるので、古書と探してまで求める類の本ではない。
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問題集

基礎力のつく囲碁ドリル/三村智保


 
マイナビ 三村芳織
入門者 ☆☆☆☆

 1テーマ20問を20。うたい文句では1日20問を20日続けて上達しようという設定。テーマは石を取るから始まり地を守ることや石の生き死に、シチョウやゲタなどの手筋と一通りのものがそろっている。
 初心者は囲碁の対局を全うすることさえが大変なものだが、そこに必要なものをよく考えてテーマ設定されている。2日目が地を守るなのがそのよい例で、地の境界線をうまく処理できないと困るので、早めにそこの目を慣らすというのは納得。

 とにかく簡単な問題で、囲碁のルールを覚えたての人のトレーニング用に最適である。『韓国囲碁ドリル』の入門編などとの比較になるが、こちらはある程度のボリュームを維持したうえでコンパクトにまとまっているのがよいところ。

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問題集

よんろのごのほん/張栩



幻冬舎エデュケーション
入門後 ☆☆☆☆★

 『よんろのご』の続編となる問題集。100の問題が出題されている。

 今回も、ルールから紹介されており、『よんろのご』本体に取り組んでいなくてもできるようには配慮されている。ただ若干駆け足なので、あくまでも『よんろのご』クリア後の方がよさそうだ。

 今回は取る取られる、だけではなく「セキ」、「地合い」や「コウの取り番」といった要素を取り入れた、より囲碁らしい問題が盛り込まれている。同じセキにするにしても得な(アゲハマの多い)セキはどれか。コウをいつ仕掛けるか。狭い盤の中でもそう言った要素を考えさせる問題が並んでいて、囲碁経験者でもその出来栄えに関心するのではないか。
 ステップ6(チャレンジ問題)ともなると、4路盤の特殊性を取り入れた難し目の問題が並ぶ。囲碁では隅の特殊性ということがいわれるが、4隅が接近した4路盤はそれが増幅されて4路盤の特殊性ともいうべき独自のダメ詰まり感、石の下の世界が広がる。それなりの棋力があっても頭を悩ませそうだ。


 四路盤はあくまでもプラットフォーム。そこにどんなソフトを入れ込むかがポイントだと思われる。逆にいえばソフトによっていろいろな可能性が広がる4路盤という世界を開拓した張栩棋聖の業績は大きい。今後もこのような問題集が出されることを期待する。
 この問題集のチャレンジ問題はレベル3とされているが、張栩棋聖によるとレベル5の問題まであるらしいので、詰碁マニアも今後の展開に引き続き目が離せない。



 
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問題集

中盤が10倍強くなる本/李昌鎬



毎日コミュニケーションズ/成起昌(共著) 洪敏和(訳)
上級以上 ☆☆☆

 大げさなタイトルで期待させがちだが、戦いに必要な基本問題集である。エグリ系の問題、攻め合いの問題、よくある実戦型対策、中盤次の一手など。基本問題集と思って買うのなら、満足のいく本である。
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問題集