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ハメ手入門/前田陳爾

 有段者 ☆☆☆
 日本棋院 諸井憲二 

 ゴ・スーパーブックス3。昭和44年刊。
 前書きにもあるとおり、ハメ手定石は表裏一体で、その証拠に定石を知らない相手には返ってハメ手がかかり難かったりする。本書はよくあるカタログ的ハメ手本(引っ掛け筋とハマリの例、そして対策をセットで解説する)よりも、より定石読本という要素が強い。ハメ手だけではなく定石後の手段や置碁の紛れのテクニックも含んだ手段を丁寧に解説されていて、ハメ手というよりも定石そのものに詳しくなれる本である。
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category
定石

天下六段 囲碁戦略―高中国流/羽根泰正



有段者 ☆☆☆
日本棋院 広瀬保博
 
 『天下六段』シリーズの第3巻は、いきなりガラッと内容が変わり、羽根泰正九段得意の高中国流布石の講座本。構成、内容ともにNHK講座をまとめた『中国流で勝つ』に似ていて、泰正九段の高中国流の実戦譜を解説している。(15局収められている)
 
category
布石

囲碁年鑑2012/日本棋院



囲碁ファン ☆☆☆

 今年も囲碁年鑑の季節がやってきた。
 国際棋戦情報が薄いなど致命的な弱点を抱えながらも、日本の囲碁のすべてを知ることのできる一冊。日本棋院会員になる必要はないと思うけど、囲碁ファンなら毎年買うべき本だと思う。
category
年鑑(打碁集)

山下流戦いの感覚/山下敬吾



棋苑図書/
有段者 ☆☆☆

 山下敬吾九段の打碁から、出題形式で戦いのテクニックや考え方を解説している。題材は昨年の第66期本因坊戦、第36期名人戦の挑戦手合全局で、1局から何題か出題される。それらを読み進めれば終局までカバーできるので事実上打碁集と言ってもよいかもしれない。両シリーズとも難解な碁なかりだったので、非常に面白い内容となっている。

 なかなかよい本と思うが、ここまで作るのなら正統的な打碁集として出版してほしかった。もしくは、こういう形式でもよいので各局に総譜をしっかりつけてほしかった。よい題材を使っている本、面白い企画の本であると思うので、余計に惜しまれる。
category
中盤

囲棋年鑑2011/囲棋天地

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囲棋天地編
有段者 ☆☆☆

 書虫で買えます。

 中国囲碁年鑑。昔の囲碁年鑑とは違い囲棋天地の編集。
 昔の中国年鑑は解説もなくひたすら棋譜が掲載されているスタイル。低段者にはきつい構成だが、勉強したい高段者には一番よい教材ともいえた。

 この囲碁年鑑は、各棋戦の記事が充実しており、ずいぶん読み物として充実したものだなと思う。ただし中国語なので簡単には読めない。(簡体字が読めれば、字から何となく意味は取れる)
 その反面、資料としての価値は減じていて、各棋戦も準決勝辺りからしか掲載していない。少しボリューム面では不満である。

 過去の記録は充実していて、アマ棋戦のデータまで掲載されているのはうれしいところ。
category
打碁集